不動真言の高速音読で脳の若返り

 
 

物忘れからよみがえる「真言の高速音読」(らくらく毛管運動第二弾の原稿から)


 物忘れは50代から始まります。私も、52歳になる8年前、「記憶力が衰えたかもしれない」という心配が頭をもたげたことがありました。

 ちょうどその頃、2004年11月、書店でレンガ色をした一冊の本が目にとまりました。

 「音読革命」(七田眞著、全日出版)でした。一読し、深く納得できましたので、早速、高速音読を始めました。この時のことは非常に印象深かったので、「週刊インテリジェンス・ウイクリー」の書評に書きました。

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 出たばかりの実用書がすでに3刷。話をすると、即座に本屋へ走る人ばかり。それが右脳開発のエキスパート、七田眞さんの「音読革命」(全日出版)

 この本は凄い。それは、正心調息法と大断言を10年以上続けてきた私にはとくによくわかる。

 そして21世紀の最大のテーマが「右脳開発」であることを確信した。正心調息法も真言の読誦も、右脳開発のメソッドだったと本書を読んで理解できた。

 それだけではない、高齢化社会最大の課題である、惚けを防止できるのみならず、「惚けを改善できる」画期的なトレーニングでもある!

 実証例はきわめて説得力がある。

 〈昔の教育は音読・暗唱を大切にしました。

 音読・暗唱は子どもたちの学習法としてだけ大切であるわけではありません。

 ビジネスパースンや高齢者の脳をも活性化します。

 最近の脳の研究では、音読・暗唱は老人の痴呆症退治にもよいということです。東北大学の川島隆太教授は、福岡県の介護施設で、70歳から98歳までの痴呆症を伴ったり、痴呆症の初期の状態の人たち44名に協力してもらって、読み・書き・計算の学習を始めました。

 3カ月間、1日10分から20分間ほど読み・書き・計算の学習をしてもらいました。その結果、読み・書き・計算という簡単な学習トレーニングによって、便意や尿意をまったく伝えることができなかった人たちが、1カ月くらいたつと「トイレに行きたい」と伝えられるようになったり、オムツがとれたという人も出たのです。

 この実験をした川島隆太教授は、予想以上の結果に少し寒気を感じた、と語っています。

 これまでの医学の常識にはなかったことだからです〉

◎付録のCDをお手本に

 本書には名文集を朗読したCDが付録でついている。(それで1400円という定価)このCDには、漢詩の素読をはじめとした古典の名文が収録されている。そして、普通のスピードの朗読のあとに、2倍速、3倍速の朗読がなされており、読者はこれを参考に、自分で高速音読を自習するという仕組み。

 ではなぜ、高速の音読が右脳の潜在的パワーを引き出すのか? 七田さんは最新の脳科学の成果に基づいた説明をしたあと、真言、つまりマントラに言及する。

〈あらゆる人が自分の可能性を極限にまで発揮したいと望んでいますが、どうすればよいかわからないために、その能力を発揮できずにいるのです。

 振動音を使えばよいのです。つまり、ひたすら声を発することによって開くのです。

 真言を操っていると、意識が半覚半眠の状態、つまり変性意識状態に入ります。この状態のときに、超深層意識が目覚めるのです。(中略)

 ひたすら真言を繰り返すことで、人の意識は変性意識状態つまり、超深層意識状態に入り、この意識に入れるようになると、超能力が目覚めるのです。

 仏教のこのような修行法は、特別の人のためではなく、すべての人のためのものです。真言を操る意味を知って、ひたすら唱え完全記憶を育てると、誰でもそこに通じるのです。

 大切なポイントは、声を出してひたすら唱え、いつの間にか変性意識状態に入るという体験をすることです〉

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 私自身、やってみると、「脳のさびがとれた」と強く実感できました。そこで、ひまわり会の皆さんに紹介しました。

 いまでも感謝しているのは伊藤三千代さんです。

「金澤さんから教わったのは2005年でした、ちょうど、物忘れが出始めたという自覚があったので、早速やってみました。効果は抜群でした。それ以来、記憶力が本当に良くなりました」


 おすすめは不動真言(不動明王の真言)です


 皆さんにおすすめしているのは、強い守護の力の働く真言、不動真言です。

「なーまくさーまんだー ばーさらなん せんだん まーかろしゃーな そわたや うんたらたー かんまん」

 冒頭の部分が「のーまく」でもいいです。好きな方を選びましょう。

 コツは、勉強会で皆さんと一緒に実習しているのと同じです。まず、文言を暗記します。

そして、できるだけ高速で音読すること。口に出して唱えます。

 3倍速くらいでなければ効果は薄いですから、できるだけ早口で唱えましょう。目安は、3分間で100回唱えられれば合格です。この回数に近づけてください。

 私の場合は、1万カウントまで叩くことのできる機械式のカウンターを購入し、らくらく毛管運動を毎朝63分行う間、親指にひっかけてカウントしています。(毎日、右、左と持ち手を変えています)

 毎日最低2000回唱えてきました。現在は290万回を突破しました。(2012年7月7日時点)そして、ひまわり会の皆さんには節目の回数で「認定書」を発行しています。現在までに、200万回突破が3名。100万回突破が2名、70万回や50万回、30万回、10万回などの方が多数出ています。

 物忘れがなくなり、あるいは防止できて、不動明王の守護を期待できる方法です。「これはいいかも」と思われた方は、一度、挑戦してみてください。頭のもやもや、雑念が吹っ飛ぶ効果は間違いなくあります。


 

私と「不動真言」の縁は、比叡山に千日回峰行者さんを訪ねた時に始まりました。護摩供の時に皆さんと一緒に真剣に唱えました。

「音読革命」を読んだのが2004年。以来、毎日2000回の不動真言の高速音読によって、脳を若く保っています。